年を重ねるたびに頬の毛穴の開きが目立つ…そんなお悩みを抱えている方は多いと思います。
毛穴の開き対策には、毎日のお手入れがとても重要です。
とは言っても時間もないし、面倒だし…というあなたに自分でできる簡単な毛穴引き締め法を教えちゃいます!
今回は、毛穴対策を「スキンケア」「生活習慣」「エクササイズ」「メイク」と4つのポイントにわけて
詳しくご紹介しますのでぜひ最後までお読みくださいね♪
目立つ頬の毛穴の種類
毛穴にはさまざまな種類があります。主な2種類の毛穴をご紹介します。
①開き毛穴
「開き毛穴」とは、毛穴が大きく丸く開いてポツポツと目立って見えてしまっている状態のことです。
開き毛穴の原因は、皮脂が過剰に出てしまうことだと言われています。
もともと脂性肌の方や脂っこいものばかり食べている方は、皮脂が出やすい傾向にあります。
また、肌は乾燥することでも毛穴は開きます。
なぜなら、肌が乾燥するとこれ以上肌の水分を外部に蒸発させないために、肌を守ろうとして、過剰に皮脂が出て、毛穴に詰まったりすることがあるためです。
②たるみ毛穴
丸く開いた「開き毛穴」に対し、「たるみ毛穴」は毛穴がたるんで細長く変形し、
しずくのような形をしています。
本来、毛穴は丸い形をしていますが、お肌がハリを失うと、
重力に逆らえずにこのような形になってしまいます。
加齢や乾燥などによってハリが失われた肌がたるむことで、
同時に毛穴もひっぱられて垂れてしまうことが原因だと考えられています。
肌にはハリを保つためのコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などがあります。
しかし、このコラーゲンやヒアルロン酸は加齢や紫外線、
生活習慣などの要因により影響を受けやすいといわれています。
さらに、このたるみ毛穴を放っておくと、毛穴の変形が拡大し、
毛穴同士が連結して小じわのような状態となる帯状毛穴になってしまうこともあります。
たるみ毛穴は、皮膚の垂れやすい頰や口周りに目立つことが多いようです。
自分でできる頬の毛穴対策(スキンケア編)
肌を清潔に保つことは毛穴対策をするうえでとても重要です。
すこやかな肌を保つために重要なスキンケアのポイントは「洗顔」と「保湿」です。
①クレンジングと洗顔でしっかりと不要な汚れを落とす
クレンジングと洗顔で特に大切なことは、どんなタイプの方でも関係なく、
不要な汚れを落とし、しっかり洗い流すことです。
クレンジング料や洗顔料の洗い残しも古い角質を溜め込む原因となってしまうため、
すすぎ洗いはぬるま湯で各カ所約30回を目安にしっかりと行いましょう。
また、必要以上に「擦らない」ことも非常に必要なポイントです。
強い摩擦がおこると肌の負担となり、肌の乾燥や肌荒れを引き起こすことがあります。
乾燥することによって過剰に皮脂が出て、余計に毛穴が開いてしまうこともあります。
クレンジングや洗顔の際は、「優しい力加減で」「丁寧に」を意識して行うようにしましょう!
②保湿は念入りに行う
保湿も毛穴ケアをするうえでとても重要なポイントになります。
保湿が不十分だと、肌が乾燥しやすい状態になります。
乾燥は皮膚や毛穴をたるませる原因となることがあるため、保湿は念入りに行うようにしましょう。
特に、保湿成分の中でも、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などは、
人の肌にも存在する成分なので、肌へのなじみが良いと言われています。
また、脂性肌に傾きやすい肌質だからといって化粧水をつけなかったりすると、
水分量が足りないと感じた肌が余計に皮脂を出してしまうことがあります。
皮脂量の多い方は、さっぱりタイプの化粧水を使用するのがおすすめです。
美容液や乳液、クリームなどは、自身の肌状態や目的にあわせて使いましょう。
≪保湿成分の例≫
・セラミド
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・アミノ酸
自分できる頬の毛穴対策(生活習慣編)
毛穴悩みのないすこやかな肌作りにかかせないのが日々の生活習慣です。
毛穴悩みと生活習慣はとても密接に関係していて普段の生活が肌に現れます。
今一度普段の生活習慣を見直してみましょう!
①バランスの良い食事をとる
食事は、栄養バランスを考えて摂るようにしましょう。
特に、すこやかな肌作りに良いと言われている
「ビタミンC」
「ビタミンB2」
「ビタミンB6」は不足しないように積極的に摂りましょう。
また、「コラーゲン」や「エラスチン」を含んだ食品も一緒に摂ることをおすすめします。
【ビタミンCを多く含む食べ物】
・いちご
・ほうれん草
・カリフラワー
・柿
・小松菜
・ブロッコリー など
ビタミンCは、皮脂が過剰に出るのを抑えてくれると言われています。
またコラーゲンの生成をサポートするため「美肌のためのビタミン」とも呼ばれています。
【ビタミンB2を多く含む食べ物】
・アーモンド
・牛肉(レバー)
・豚肉(レバー)
・鶏肉(レバー)
・うなぎ
・サバ など
【ビタミンB6を多く含む食べ物】
・かつお
・鮭
・牛乳
・豆腐
・バナナ など
ビタミンB2・B6は、脂質の代謝をサポートしてくれます。
これらが不足すると、体内での脂質の代謝がうまく行われず、
皮脂として肌に排出されてしまうと言われています。
【コラーゲンを多く含む食べ物】
・豚足
・鶏手羽先
・フカヒレ
・うなぎの蒲焼き
・鮭、さんま開き(皮あり)、しらす干し
・イカ、エビ
※コラーゲンを多く含む食品を食べる時は必ずビタミンCと一緒に食べるようにしましょう。
一緒に摂る理由は、ビタミンCがコラーゲンの生成をサポートすると言われています。
【エラスチンを多く含む食べ物】
・牛、豚のスジ肉やハツ(心臓)
・手羽先
・鶏の軟骨
・イワシやしらす
・かつお、鮭
②質の良い睡眠をとる
良い睡眠を取ることは、毛穴だけでなく肌全体のすこやかさを保つ近道になります。
睡眠時間が不足すると、代謝も免疫力も低下しやすくなりますので、睡眠はできるだけ意識してとりましょう。
目安として睡眠時間は6時間以上とるようにしましょう。
【質の良い睡眠を摂るポイント】
・自分にあった高さの枕を選ぶ
・食事は就寝の2~3時間前、入浴は1時間前には終わらせる
・できるだけ部屋の明かりは暗くする
・寝る前にPCやスマートフォンを見ないようにする
・就寝前はカフェインの摂取を控える
③ストレスをためすぎない
ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こします。
ホルモンバランスの乱れによって、皮脂がさかんに出ると言われています。
過剰な皮脂は、頬の毛穴が開く原因です。
ストレスを感じないようするのは難しいと思いますので、
適度に発散させる時間を作るように心がけてください。
自分できる頬の毛穴対策(エクササイズ編)
1日中パソコンを見ている仕事など、表情を動かす事が少ないと、
頬の筋力低下につながってたるみ毛穴を目立たせてしまう可能性があります。
そうならないために、頬周りを動かすエクササイズを普段の生活に取り入れることをおすすめします。
①頬の筋肉エクササイズ
頬筋(きょうきん)を意識して行いましょう。
頬筋(きょうきん)は、口の周辺にある筋肉の一つで、
口角を外側に引く働きとほっぺたを歯の方向に引きつける役割を持っています。
衰えることで口角が下がったり、頬のたるみ、ほうれい線の原因になると言われています。
[頬の筋肉エクササイズの方法]
1:両頬に空気を入れて、思いきり膨らませ、5秒程キープします。
2:次に空気を右頬に一気に移動させ、5秒キープします。
同様に、空気を左に集めて5秒キープします。
左・右と順番に空気を片側に集めるように移動させます。
左右で1回として、10回程繰り返しましょう。
②ペットボトルで頬の筋肉エクササイズ
口輪筋(こうりんきん)を意識して行いましょう。
口輪筋とは、唇を一周囲んでいる筋肉のことです。
日頃意識して使うことが少ないと言われている筋肉のため、放っておくと老化しやすい筋肉です。
顔全体の筋肉や関節と直接つながっているため、
筋力が低下すると全体的にたるみが発生しやすくなると言われています。
[ペットボトルエクササイズの方法]
1:空のペットボトルに少量の水を入れて、蓋を閉めます。
2:歯を使わずに、口にくわえたまま持ち上げ10秒間キープ。
3:これを3回繰り返します。 慣れてきたら 少しずつ水を増やしていきます。
③表情筋エクササイズ
表情筋の数は30種類以上ありますが、
その中でもフェイスラインのたるみと関わりが深い
「頬筋」「口角下制筋」「オトガイ筋」を意識して行いましょう。
1:なるべく大きく口を開け、「あ」と発音するときの形の口にします。
そのまま片側の頰の筋肉を上に上げ、2秒間止めます。
こちらは左右順番に5セット行いましょう。
2:口を閉じ、笑顔をつくります。
ゆっくりと口角を左右同時に引き上げ、ゆっくりと元に戻します。
こちらは5セット行いましょう。
3:顔をゆっくりと上に向け、舌をぐっと突き出します。
そのまま、突き出した舌を左右にゆっくり動かします。
こちらは5セット行いましょう。
④頭皮マッサージ
「頭皮と顔のたるみって関係あるの?」 と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は関係があります。
頭皮と顔の皮膚は1枚の皮でつながっているので、頭皮が硬く弾力の無い状態になってしまうと、
肌のたるみにも影響していきます。
ぜひ頬周りのエクササイズと合わせて行ってみてください。
[頭皮マッサージの方法]
1: 髪の生え際、おでこにそって両手の指を置いていきます。
指の腹を使って頭皮を上下に大きくゆっくり動かします。
2:両手で頭皮を覆うようにして指を置き、
頭皮を頭頂部に少しずつ寄せていくようなイメージでマッサージしていきます。
3.:頭頂部から指で円を描くようにしながら周辺をマッサージします。
4.:耳たぶを覆うように、人差し指から小指までを耳の後ろに置きます。
親指は首の付け根あたりになるはずです。
5:親指は動かさず、人差し指から小指の4本の指で円を描きながら上下にマッサージします。
エクササイズは、どこの筋肉を動かしているかを意識しながら行いましょう。
自分できる頬の毛穴対策(メイク編)
それでも毛穴がどうしても気になる方は、メイクでカバーしましょう!
メイクのポイントは次の5つです。
①日焼け止めを塗ってしっかり紫外線対策をする
紫外線を浴び続けると肌に負担がかかります。
もちろん毛穴にも負担がかかっています。
負担をかけないためにも、ベースメイクの段階できちんと日焼け止めを使うようにしましょう。
そして、日焼け止めは自分の目的にあったものを選ぶことをおすすめします。
日常使いならSPF20前後くらいが一般的ですが、
比較的日焼けしやすい人や、日焼けですぐに赤くなってしまう人は
もう少し強めのSPF30くらいを目安にしましょう。
長時間屋外にいる場合は、SPF 40やSPF 50を選ぶのがおすすめです。
一説によると目から入ってくる紫外線も日焼けの原因と言われていますので、
外出時はUVカットのサングラスやメガネをかけることをおすすめします。
②ベースメイクにシリコン系の成分が配合されている部分用下地を使う
毛穴の凹凸が気になる部分には、シリコン系の成分が(ジメチコン・ポリマー等)配合されている
部分用下地やコンシーラーを使用しましょう。
毛穴の凹凸をファンデーションだけで隠そうとすると厚塗りになってしまい、
逆に凹凸が目立ってしまうことがあります。
③ファンデーションは、リキッドかクリームタイプのものがおすすめ
毛穴のカバーにはリキッドタイプやクリームタイプなど、液体状のファンデーションがおすすめです。
液体のファンデーションは毛穴の入り口部分に入り、肌の凸凹をなめらかに見せてくれます。
クリームなどの油分が多いものは適量を使用し、ファンデーションを伸ばした後は、
しっかりと肌に馴染ませてからベースメイクを行いましょう。
パウダリーファンデーションをお使いになりたい方は、
化粧下地できちんと肌を整えてムラのないベース作りができていれば、問題ありません。
また乾燥が気になる方は、保湿成分の入っているファンデーションがおすすめです。
④仕上げのフェイスパウダーは、ややマットなものがおすすめ
毛穴をカバーする最後の仕上げとして使うフェイスパウダーは、
ややマットなパールタイプがおすすめです。
パール系のフェイスパウダーは粒子が細かく、
肌に当たった光を拡散させるので肌の凹凸をなめらかに見せ、
毛穴を目立たなくしてくれます。
フェイスパウダーを顔全体にしっかりと塗ってしまうと、
メイク崩れの原因になることがありますので、
大きめのブラシに含ませ、広い部分にさっと塗るようにしましょう。
⑤メイク直しの際にティッシュやあぶら取り紙で過剰な皮脂を抑える
日中のメイク直しはティッシュやあぶら取り紙で軽く皮脂を押さえて、過剰な皮脂を取り除きましょう。
過剰な皮脂は時間が経つと、雑菌と悪い皮脂に変化をして肌の負担となる可能性があります。
また、あぶら取り紙の使い過ぎは「必要な皮脂まで奪ってしまうから良くない」と言われていますが、1日に1、2回程度の使用であれば、皮脂を取り過ぎるということはないと言われています。
まとめ
頬の毛穴対策には、毎日の地道なお手入れがとても大切です。
今回ご紹介したお手入れ方法を取り入れて、毛穴の目立たないハリのあるお肌を目指しましょう!