ジメジメした湿気に侵される夏がやってくると、
汗や体のニオイ、デリケートゾーンなどのお悩みが一気に増加しちゃいますよね・・・
だけど恥ずかしくて家族や友人にも相談しにくいし・・・
そんな方たちのために今回は『汗、ニオイ、デリケートゾーン』別のお悩みや解決法をご紹介します。
汗の悩み
暑いとき、緊張したときなど、体は汗を流してしまうものです。
ベタついたり、服の色が変わってしまったり、さらにはニオイの元となったりしてしまいます。
女性なら誰でも気になる悩みのタネですよね。
人は1日平均で700~900mlの汗をかきます。
汗腺は2種類あり、全身にあるエクリン汗腺は、徳ん手のひら、足の裏、脇に多いです。
この汗は基本的には無臭です。
しかしアポクリン汗腺は、ワキ、外陰部、乳頭などに分布しており、
一般的に知られている「ワキガ」はここから出る汗の分解物が原因となります。
汗をかき、その汗染みの恥ずかしさからさらに精神的発汗をしてしまい・・・
という悪循環に陥っている女性も多いです。
そのため、「汗をかいても大丈夫」と思えるように、予防対策することが汗を減らす第一歩となります。
Q:脇汗が噴き出して恥ずかしい。今すぐ止めたい
汗腺が集中しているワキは、汗が出て当然の場所です。
出掛ける前の制汗&デオドラントアイテム使用は基本中の基本となります。
最も気になるのは『汗の量』、もしくは『汗のニオイ』
そこを見極めて使うアイテムを選ぶことが大事となります。
また、「多汗症かも・・・」と悩む場合は、診断基準がありますので、
まずは病院に行ってみましょう。
重度の場合は保険適用でボトックス注射の治療もできることもあるみたいなので
気になる方はまずはお医者さんに相談してみましょう。
Q:服の汗染みがすごくて人前で手をあげられない
「シャツに大量の汗染み、それが恥ずかしくて腕を動かせない・・・!
そう思えば思うほどより汗をかいてしまう」という経験は誰でもあるはずです。
まずは染みない状況を作りましょう。
特に汗で変色しやすい服のときは、「脇汗パッド」を使えば一安心です。
気になるなら交換用も持ち歩くといいですね。
事前に状況を整えておけば、汗はもう怖くないですよ。
とにかく気にしないことでもラクになりますよ。
Q:夏になると腕にアセモができてかゆい
医学用語では「汗疹」と呼ばれるアセモ。
エクリン汗腺が詰まり、肌の表面が高温多湿の状態になることが原因です。
常に皮膚が蒸れないようにし、汗をかいたらすぐシャワーや入浴、
それが難しければ汗ふきシートなどで拭き取り、
常に肌を清潔にするように気をつけましょう。
数日で改善できますが、万が一悪化してしまった場合は、治療が必要となりますので要注意を。
Q:外出先で汗対策をする方法が知りたい
汗には蒸発することで体温を下げるという役割があります。
そのため汗で濡れた状態を急にクーラーで冷やしてしまうのはダメです。
最も良くないのが、汗の放置です。
まずは拭き取り、そのあと体を冷やします。
汗をひかせるために集中的に冷やしたいのは首元です。
髪を結んで首筋の風通りを良くしたり、扇子で扇ぐのも効果的です。
また、出先に行く際はどは、ハンカチに小さな保冷剤を包み、
汗を拭き取るフリをしつつ首元を冷やすようにすると、
スマートにキレイに見えます。
また、冷えたペットボトルでも代用できますよ。
Q:夜クーラーをつけないと寝汗がすごいことに
実は寝汗とは、季節を問わず、一年中かいているものなのです。
眠るときは、体の熱を放散させる必要があります。
特に夏場は入浴後など体温が高い状態で眠ろうとすると、
体は体温を下げるために発汗を促します。
暑くて寝付けないときは、冷却効果のある枕や熱冷却シートで頭を冷やしてあげましょう。
発汗も引き、同時に体温も下がるので気持ち良く寝付けますよ。
最近では、凍らせても痛くない冷却枕や、脇の下に挟む冷却材、
冷却アイマスクなどの就寝中アイテムも充実してますのでぜひ探してみてください♪
Q:会社の冷房が強くていつも汗冷えしてしまう
汗で濡れた服が冷えると、不快な上にうっかり体を冷やして風邪をひいてしまうなんてこともあります。
大事なのは肌も服も濡れた状態で長く過ごさないようにすることです。
肌に直接触れるインナーに、汗をかいてもすぐに乾く速乾性のある素材のものを選べば体の冷えも防げますよ。
最近増えている機能性インナーには、汗が乾きやすいものもありますので上手に使いましょう♪
ニオイの悩み
湿度と気温が高い時期の悩みといえばやっぱりニオイですよね。
実は自分がクサイのでは・・・?と気になっている女性はたくさんいるはずです。
みなさんが一番気にするのが、やはり汗のニオイ。
また、皮脂に含まれる脂肪酸などが分解されることで酸化臭が出ることもあります。
これがいわゆる「加齢臭」と言われているものです。
さらに、角質や体からの分泌物に雑菌が繁殖し、イヤなニオイがしたり、
前日の食事のせいで体臭が気になる。なんて声もよく聞きます。
改善策はありますので、対策をとるに越したことはないですが、
日本人は清潔であることを好みますのでニオイに敏感になりすぎているところもあります。
気にしすぎず気楽にケアすることから始めましょう。
Q:暑いと口内がねばつく気がする。口臭は大丈夫?
口の中を湿らせている唾液には殺菌作用があります。
唾液の量が減り、口が乾くこと(ドライマウス)が口臭の原因のひとつとなります。
歯周病などの原因にもなりますので、マウスウォッシュなどで口腔内を清潔に保ち、
さらにタブレットやガムなどで唾液の分泌を促しましょう。
また、舌の上にあるニオイの元となる「舌苔」や、歯に詰まった食べかすを取り除くことも大事です。
Q:脇からツンとしたニオイがする。もしかしてワキガ?
アポクリン汗腺から出る汗が、雑菌や皮脂と混ざって分解されるときに出る独特のニオイ。
これが一般的にいうワキガ臭です。
エクリン汗腺から出る汗の蒸発にともなってニオイが拡散します。
アポクリン汗腺の数や大きさは人によって異なりますので、
これが多い方はワキガ体質の可能性が高いです。
ワキの汗をコットンで拭き取り、刺激臭が強いなら一度皮膚科の診療を受けてみましょう。
Q:パンプスを履くと足から酸っぱいニオイがする
足は非常に発汗量の多い箇所で、多くの女性の悩みのタネです。
足の裏、指の間から多量の汗が出ます。
まずは細かいところまでしっかりと洗い、汗や汚れを落としましょう。
足用の制汗剤も増えているので、そういったアイテムもおススメですよ。
足の汗は靴にも吸収されていますので靴も乾かすことが大切です。
1日履いたら1日休め、湿気を取りましょう。
殺菌や消臭スプレーでニオイの元を撃退しましょう!
Q:汗をかくとブラや服から生乾きみたいなニオイがする
汗をかいて服が濡れると、なんだか服が汗臭い気がする・・・
実はそれは洗濯&乾燥方法に原因があります。
汗で濡れた状態の服や、また、なかなか乾かない洗濯物。
その湿気を含んだ衣類は、雑菌の温床となります。
乾かしたはずなのに、汗などで再び湿気ることで、たちまちニオイが発生してしまいます。
洗濯物はすぐに洗い、さらになるべく早く乾かしましょう。
また洗濯機の汚れもニオイの原因となりますので洗浄をしましょう。
Q:体のあらゆる毛穴からニオイを発して体臭がキツイ
脂っぽい肉が多めの食事の頻度が高いと野菜メインの人に比べて体臭はキツくなる可能性があります。
太り気味な方の方が汗の量が多く、服などが湿りがちで、
雑菌が繁殖しやすいので体臭が強くなる傾向にあります。
太り気味な方は体臭が発生しやすいパーツをしっかりと洗うことを心がけましょう。
また、油の酸化でニオイが発生するので、抗酸化作用のあるサプリを摂るのもおススメですよ。
デリケートゾーンの悩み
夏になるとニオイやかゆみなどのツラいトラブルが多発する地帯のひとつがデリケートゾーンですよね。
実はデリケートゾーンには汗が出るアポクリン腺がたくさんあります。
そのため、蒸れやすく、かゆみが出てしまったり、気になるニオイが発生しやすいです。
しかし日頃の対策次第でお悩みの多くは解決できます。
デリケートゾーン専用のソープや肌に優しいナプキンを使うなどアイテムを工夫したり、
身につけるもので通気性を良くすることがポイントになります。
ただ、病気に感染している場合もありますので、気になることがある方は自己判断で終わらせず、
一度クリニックに行くことをおススメします。
Q:なぜか夏になるとニオイがキツい気がする
デリケートゾーンはムレやすく、ニオイが出やすい場所です。
また、人には少なからず体臭がありますので、気にしすぎはよくありません。
お風呂あがりなのに臭うということが1週間くらい続く場合は
肌に優しいデリケートゾーン用のソープを使って洗うなどの対策を取りましょう。
また、おりものに強いニオイがある場合は、細菌性膣炎の可能性もあります。
気になる方は病院で診察をしてもらいましょう。
Q:夏はデリケートゾーンにも汗をかいてかゆい
かいてしまうとかゆみ物質であるヒスタミンが分泌され、症状が慢性化してしまうこともあります。
まずは市販の塗り薬などを試してみてください。
2~3日経っても効果が出ない場合は、菌が増殖してかゆくなる
「カンジダ」などの病気の可能性もありますので、病院で診察をしてしっかりと対処しましょう。
夏場はパンストやガードルなどのしめつけやすい下着を避けることも大切です。
Q:生理のときは余計にムレる。どうにかしたい。
生理中にムレるという人は通気性のいいものや、肌に優しい素材のナプキンを使いましょう。
また、経血の量が多いことも原因のひとつになります。
タンポンを使って量を抑えたり、布ナプキンを使うことでも量が減ると言われています。
さらにはナプキンをつける期間を短くするために早く生理を終わらせることもひとつの手となります。
生理終盤の膣内をすっきりキレイにできるアイテムを活用してみましょう。
どうしても経血の量が多くて困っているという人は、ピルの服用を考えてみてもいいかもしれません。
一度お医者さんに相談してみるのも良いかもしれません。
Q:おりものが多い気がしておりものシートが手放せない
おりものの量には個人差がすごくあります。
人と比べるのではなく、「いつもより多いかどうか」「色が違う」などの変化に注意することが大切です。
量が多くて下着が汚れるのが気になるという方は、おりものシートを使ってみましょう。
肌に優しい素材のアイテムを選んだり、シートをこまめにかえることがポイントです。
不快なムレやかぶれを避けやすくなりますよ。
まとめ
これで少しでも対策を取って悩みを減らし、素敵な夏を過ごしましょう♪