あなたが憧れるヘアスタイルはどんなのですか?
年相応で、無造作だけどまとまりがあって
だらしなく見えない程度のこなれ感がある髪。
そんなヘアスタイルになりたいけど、自分の髪質じゃ無理かも・・・
そこで今回は、イマドキの好感度UPな憧れヘアになるために、
髪質別でQ&Aをご紹介します。
カット編
Q:カットは重めがいい?軽めがいい?
⇒剛毛さんは内側を軽め、軟毛さんは全体を重めに
《剛毛さん》
軽くしようとして、表面にレイヤーを入れるほど広がりやすくなります。
重さは残しながら、裾になじむ程度にレイヤーを入れるだけにしましょう。
表面をなめらかにする分、内側の毛量はしっかり減らして収まりを良くすることが大事です。
剛毛さんの3つのポイント
①表面は談を入れずなめらかに
②内側の毛量をしっかり減らす
③毛先にほんの少しだけレイヤーを入れる
《軟毛さん》
全体の重さを残し、特に毛先はすきすぎないことが絶対です。
毛束の内側にレイヤーを入れることで髪の間に空気が入り、フワッとした広がりが生まれます。
レイヤーを入れるとスカスカする、という考えにとらわれすぎないようにしましょう。
軟毛さんの3つのポイント
①前髪を作ってフロントのペタンコを解消
②アゴ下~サイドにレイヤーを入れて横に膨らむように
③重さは残す
シャンプー編
Q:朝シャンがいいの?夜シャンがいいの?
⇒どちらの髪質も朝シャンがいいかもしれません
髪の汚れを落としたり頭皮ケアの観点だと夜シャンがいいのですが、
スタイリングで考えた場合は朝シャンがおススメです。
根元からしっかり濡らして、クセを取ることが大切です。
なので夜シャンでももちろんOKですが、その場合、朝はよく濡らすことを心掛けましょう。
《基本的な洗い方》
1:後頭部から↑に向けて揉むように洗いましょう
根元を立たせたいので、下から上に向けて洗いましょう。
特に汚れがたまりやすい耳の周りは、丁寧に行いましょう。
毛穴をクリアにするように、指の腹で円を描きながらもみ洗いしましょう。
2:頭頂部は指を下から上へジグザグとこすりながら行いましょう
毛穴をもみ出すように、指を左右にジグザグと動かしててっぺんに向けて洗いましょう。
頭頂部の筋肉は外からの刺激でないと動かないため、
指の腹で頭皮を動かすようにするのも大事です。
3:コンディショナーやトリートメントは中間~毛先だけにつけましょう
油分の多いコンディショナーなどは、頭皮につけないようにしましょう。
毛束を軽くねじって、手で揉み込むようになじませましょう。
髪の奥まで浸透させるように意識してモミモミと行いましょう。
クセづけ編
Q:パーマがいいの?巻くのがいいの?
⇒基本的に剛毛さんはパーマ、軟毛さんは巻きで
《剛毛さん》
巻いてもしなやかさが出にくくクセづけが大変な剛毛さんは、パーマをかけましょう。
パーマがでるようにスタイリングしてもいいし、パーマ+巻きで動きを出してもOKです。
しっかりクセづいて柔らかく見える低温デジタルパーマがおすすめです。
《軟毛さん》
ぺちゃんこにみえてしまう軟毛の場合、パーマではなかなか改善できないため、
アイロンを使って巻いた方がいいでしょう。
ふんわり見えるような巻き方を覚えれば簡単です。
しかし、アイロンで巻く場合は、熱ダメージから髪を保護するオイルは必須です。
1:毛束を持ち上げてすべてリバースに巻く
髪の中間~毛先にカールをつけたいので、
毛束を上にもち上げて中間からリバース巻きにしましょう。
レイヤーを入れている場合は、カール部分が重なり、ふんわり感が生まれます。
【NGポイント】
毛束を下向きにして巻くとダレてしまう
毛束を下げると、カールがつくのが毛先のみになります。
巻くときに毛束が下に引っ張られるため、
根元もぺちゃんとしてしまう場合もありますので注意を。
2:トップは毛先のみでワンカールの内巻きに
トップの毛束は真上にもち上げて毛先だけワンカールの内巻きにしましょう。
アイロンを外してなじませると、この毛束が表面にフワッとかぶさって、
エアリーな浮遊感が生まれますよ♪
3:指でつまむようにして軽くほぐす
空気を入れるように大胆にほぐすと、軟毛さんは
髪のツヤがなくなってしまうので気をつけましょう。
カールが偏りすぎている箇所は、指で少しずつつまむようにしてなじませましょう。
ドライヤー編
Q:ドライヤーの風は下から?上から?
⇒剛毛さんは上から、軟毛さんは下からが基本です
《剛毛さん》
髪の広がりを抑えて落ち着かせるためには、ドライヤーは強風を上から当てましょう。
上から下に向かって重なったキューティクルが上から風を当てると整いやすくなるからです。
仕上げは、毛束を軽く引っ張りながら熱を当てると、ツヤが出ていい感じになります。
1:しっかりタオルドライして、オイルを髪の中間~毛先になじませる
乾燥しがちな剛毛さんにマッチするのはオイルです。
ワンプッシュを手に広げ、髪がぬれているうちに中間~毛先に揉み込みましょう。
手で浸透させるようにしてから、手ぐしを通しましょう。
2:まずは後ろから。髪を前にかき分けて根元に上から風を当てる
目の粗いコームでとかして、後頭部からドライを開始しましょう。
風量の大きなドライヤーを使い、後頭部の根元を乾かします。
後ろの毛をかき分けて根元を露出し、上から風を当てていきます。
3:トップは根元を立たせて上から風を当てる
トップは根元に立ち上げグセをつけて、ふっくらボリュームアップさせます。
毛束を上に引っ張りながら、風を上から当ててドライしましょう。
湿り気がなくなるようにしっかり乾かしましょう。
4:表面は風が上から当たるようにして、広がりを抑える
根元~中間が乾いたら、表面をドライしましょう。
手ぐしで毛束を軽く下に引っ張りながら上から風を当てます。
収まりが良くなるだけでなく、キューティクルが整ってツヤが生まれます。
【乾かしすぎは広がる原因に】
毛先まで完全ドライさせると乾燥で髪が広がります。
夜シャンの場合は翌朝皮脂で落ち着くので、毛先まで乾かしてもOKです。
《軟毛さん》
根元を起こしてふんわりした浮遊感を出したいから、ドライヤーの風は下から当てて空気を入れることです。
軟毛は乾きやすいくパサパサに見えてしまうため、髪ダメージにもアプローチできるドライヤーを使い、
強すぎない風で乾かすのがおすすめです。
1:タオルドライで水分をよく取ってから、
髪の中間~毛先にオイルミストをなじませる
軽い質感に仕上げたいから、ベタつくものは避けてトリートメント効果のあるミストをチョイスしましょう。
毛束の中間~毛先を手の中に丸め、オイルミストを吹き付けたらよく揉み込みましょう。
2:前髪を乾かす。根元をこすりながら上から風を当てましょう。
前髪は自然に乾きやすいです。
そうすると嫌なクセがつきやすいので即ドライしましょう。
片手の指先で頭皮をこすりながら根元のくせを取り、ドライヤーの風を上から当てます。
3:トップは根元を立たせて下から風を当てる
ふっくら見せたいトップは、まず分け目と逆方向から毛束を持ってきて上に浮かせながら
根元にドライヤーの風を当てます。このときは下から風を当て、根元をよく立たせましょう。
4:全体を乾かすときは、髪を軽く持ち上げ根元に向けて下から風を当てる
髪を軽く持ち上げて根元に風を送りやすくします。
下から風を当てて、根元がふんわりするようにしましょう。
でも、毛先が散ってボサボサになるため、毛先には下から風を当てないようにしましょう。
【NGポイント】
乾かしすぎるとパサついてツヤが出ない
潤いが失われるため、乾燥してパサパサになります。
パサついた髪はツヤがなくなり、ダメージ毛のように見えてしまいます。
スタイリング編
Q:スタイリング剤はつける?つけない?
⇒両タイプともつけましょう
《剛毛さん》
油分は多めで軽いキープ力のあるスタイリング剤が最適です。
髪にツヤとしなやかさを与えます。
今のトレンドはシアバターやヘアバームです。
天然由来のワックスのようなものですが、あまり重さはなく柔らかな仕上がりになります。
つけすぎるとベタつくので、少量(小指の爪くらいの量)で充分です。
1:手にしっかり広げる
天然のシアバターやヘアバームは温度が低いと硬いので、手のひらをこすりながら温めてよく広げます。
指の間にまでしっかりと広げましょう。
2:パーマ部分に揉み込む
髪の中間の内側から手を入れて持ち上げるようにしながら、よく揉み込みます。
毛先は指でつまむように、丁寧につけて調整しましょう。
《軟毛さん》
イチオシはスプレーワックスです。
ミルクや固形のワックスは、水分の重さで
せっかく巻いた髪がヘタってしまうので避けましょう。
スタイルをキープしながらも気になった部分を
手ぐしで変えられるくらいまで柔らかな仕上がりになりますよ。
1:全体にふきつける
上からワックスの霧が落ちてくるイメージで、全体にスプレーワックスを回しかけましょう。
1カ所で噴射するとムラづきするので注意しましょう。
2:指でつまんで束を作る
表面の浮遊感を作るため、指先で毛束をつまむようにして仕上げます。
内側からバサッと指を入れると、キレイさが損なわれます。
5つの診断でわかる髪の傷み度チェック!
剛毛や軟毛だからと言ってもダメージなどによっては、
痛みなどによっては上記のようにスタイリングしたとしても上手くいかない場合も・・・
まずはあなたの髪のダメージ具合をセルフチェックしてみましょう。
①枝毛やアホ毛がないか確認
まずは1番簡単な見た目のチェックです。
毛先を見て、枝毛がないか見てみましょう。
また、表面に飛び出している短い髪の毛がないかも確認してみてください。
うまくまとまらずに飛び出している短い髪はアホ毛とも呼ばれていますが、
このアホ毛は成長途中の短い髪だけでなく、
傷みによって切れてしまってしまっていることが多いのです。
枝毛や切れ毛が発生している髪は、乾燥してパサついてしまっている証拠です。
②髪の毛の光沢や指通りのチェック
髪をブラッシングする際によく絡まる方や、指通りが悪いと感じることはありませんか?
これもキューティクルが失われていることで起こる現象です。
キューティクルが損傷を受け、傷んでいると水分が逃げてしまいます。
髪から水分が出てしまって乾燥し、パサついていると髪どうしが絡まりやすくなってしまいます。
そうするとツヤも指通りも悪くなってしまいます。
③髪に指を巻き付けたらどうなるか
濡れた髪を束にして指にクルクル巻き付けて離してみましょう。
髪が元にすぐに戻れば、健康な状態であると言えます。
健康な髪の場合、たんぱく質が詰まっていて弾力があるため
巻き付けてもまっすぐに戻ろうとするためです。
しかし、巻き付けた髪が戻らずそのままの状態だとしたら、髪が傷んでいるということになります。
これは、たんぱく質が失われ、中身がスカスカになっていて元に戻るパワーがないためです。
④髪の毛を引っ張って強度を確かめる
髪の毛を1本つまんでみて、抜けない程度の強さで引っ張ってみましょう。
その時に髪がちぎれたり、伸びてしまったりしていませんか?
髪の傷みが進んでいると、指の滑りが悪くなり、ひっかかりやすいため伸びたり簡単に切れてしまいます。
健康な髪の毛は指が滑るので伸びたり切れたりはしません。
⑤雨の日に広がらないか
雨の日に髪が広がってしまう、思うようにまとまってくれず手に負えない…という方は、
その原因は、くせ毛によるものと感じている人がほとんどだと思いますが、
実は髪の傷みによって起こっている場合もあるのです。
先ほど、髪が傷みキューティクルが剥がれていると、髪内部のタンパク質が失われ
スカスカの状態になるとお伝えしました。
雨の日はこのスカスカになった髪の隙間に、空気中にある湿気が内部に入り込むために、
必要以上に水分量が増えていくため髪が広がったり、まとまりにくくなってしまっているのです。
まとめ
うまくスタイリングができないのは、環境によっても変わってきますので
髪質や髪の状態に合わせてケアの方法を変えていきましょう♪